兼ねてより従事しております屋根板金のリフォーム業を通しまして、微力ながらも復興支援にお力添えさせて頂くことが出来ました。私たちが訪れた際、震災発生からは数ヶ月が経過しておりましたが、依然として応急処置のブルーシートが至る所に張り巡らされている状況でした。 現地の屋根工事の職人さんが不足している中で、関東での以前のご縁から私どもに白羽の矢が立ち、復興のお手伝いをさせて頂く運びとなりました。 堺市を中心に、摂津市や天王寺の近くにも訪れましたが、現場のご近隣の方々も口を揃えて「工事は決まっているけどまだ何ヶ月も待たなくてはならない」と仰っているのが印象的でした。 そんな中で感じたのは、瓦屋根、コロニアルスレート屋根の被災率の高さ。数件隣にも関わらず無傷の屋根も見受けられ、やはり事が起きてからの対処ではなくどれだけ未然に防ぐことができるか。このことの大切さを痛感した次第です。 Point 瓦屋根から板金屋根へと葺き替えた場合、最大で10分の１の重さになり、耐震対策に絶大な効果を発揮します。また、材料同士が固定されていないコロニアルスレート屋根は強風で飛散する可能性が高い事に比べて、板金屋根はそれぞれが固定し合っていますので、大幅な飛散を防ぐ事にも繋がります。 我々大沼商会は、平成28年に発生した熊本地震の際にも僭越ながら復興に携わらせていただいております。異常気象や震災が続く動乱の時代に、お客様の大切なご家族、財産を守るため、そしてやはり「安心」を最大限に享受するためにも、今一度、事前防止策の検討をしてみてはいかがでしょうか。
