大沼商会ブログ

【下り棟の立ち上げ】

大沼商会の施工要領では本体の下り棟側を立ち上げる工法を採用しております。

瓦やスレートでは、曲げるという加工が出来ないため、金属屋根ならではの特徴的な施工です。

屋根面で風や表面張力によって、棟方向に流れた雨水が侵入する余地がありません。

この立ち上げは技術と手間が必要になるため、メーカーの施工マニュアルでは面戸と呼ばれる止水用の部材を棟板金と本体の間に挟み込む事が記載されています。

施工店により施工方法は様々です。

どんな施工方法でも施工不良を除けば、直ちに雨漏りするわけではありません。

雨水が時間を掛けて腐食していった先に雨漏りが発生します。雨水を受ける事が前提の屋根材と、面戸やルーフィングでは長期間雨水を受けた際の腐食に差が生まれます。

長く安心をして生活してもらうために、本体を立ち上げて施工をしています。

相見積の際は、下り棟の施工方法を質問してみてはいかがでしょうか。